式典に出席する学生ら
地元への貢献期待
奄美看護福祉専門学校(奄美市名瀬小湊)の創立20周年記念式典が11日、同市名瀬の奄美観光ホテルであった。学生や職員など約300人が出席し、節目を祝うと同時に今後の発展を願った。
同校は1995年に開校。奄美唯一の医療福祉系専門学校としてこれまでに1590人の卒業生を輩出。現在は▽看護▽こども・かいご福祉▽調理師養成▽医療秘書―の4学科があり、学生数は196人。今年度からは市による入学者支援制度が始まっている。
同校を運営する学校法人日章学園の後藤洋一理事長が「今後もより一層地域に貢献し、奄美で活躍する人材を育てていけるよう職員一同努力する。今後とも地域の協力をお願いしたい」とあいさつ。平瀬吉成学校長が「高齢化社会が進展し本校の役割も高まっている。人材育成や人口抑制への貢献も求められる」と式辞を述べた。
学生代表で学生会会長の太月玲さん(こども・かいご福祉学科2年)が「20周年を迎えることができたが、多くの先輩方の苦労があっただろう。私たち在校生は先輩たちの伝統を守っていけるよう努力する。今後も地域に愛され、期待される学校を目指していきたい」と誓いの言葉を述べた。
功労賞と非常勤講師勤続20年の表彰があったほか、出席者で学園歌を合唱した。