宇検村青年団グルメコン

丼ぶり部門でグランプリを獲得し喜ぶ「53Kitchen」のメンバーら

丼ぶり部門グランプリの「湯湾岳丼」

宇検グルメコン3

スイーツ部門グランプリの「マンゴーのパウンドケーキ」

丼ぶり、スイーツ両部門グランプリ決定
来月から期間限定販売

宇検村連合青年団が主催したグルメコンテスト「まぁ~さんむんグランプリ」の最終審査が15日に行われ、丼ぶり部門では、チーム「53Kitchen」が出品した「湯湾岳丼」、スイーツ部門では原田利恵子さん=同村=が出品した「マンゴーのパウンドケーキ」がグランプリに輝いた。両メニューは同村の食事処「宇検食堂」で、来月から期間限定メニューとして出される。

同コンテストは「国民文化祭かごしま2015」の一環で実施。村産の食材を最低でも一つ使用することを条件に両部門でオリジナルメニューを募った。書類審査、食事審査を順に経て最終審査を実施。最終審査は、国文祭の一環で同日に村総合体育館で催された「やけうちの文化と音楽の祭典」で、来場者に協力してもらった。

同祭典では、最終審査に残った両部門それぞれの3メニューを来場者に無料で振る舞い、食べ比べしてもらい、投票してもらった。また村内で食に関わる仕事をしている人ら4人を審査員として迎え、試食もしてもらった。

「湯湾岳丼」は、豚のひき肉やニガウリなどを使用、ニガウリをマンゴーソースで食べやすくしたという。「マンゴーのパウンドケーキ」は、村産マンゴーでジャムを作り、村産の卵も使用するなどした。

グランプリの発表は来場者を前に、舞台で行われた。村の食生活改善グループに所属しているという田検小中学校給食室調理員の原田さんは「少しでも島の食材を使うことができたらと思って応募した」と話していた。審査員を務めた宇検食堂マネージャーの広田文仁さんはグランプリメニューについて、「地元の食材を上手く使っていた。スイーツの方は子どもから年配まで愛される味だと審査員一同思った。丼の方は野菜、果物両方を使って融合させていて、マンゴーソースのアイデアは秀逸だった」と講評を述べた。

幼なじみ8人のチーム「53~」の後藤直実さんは「マンゴーを作っている友達を応援する気持ちと、ニガウリを子どもにおいしく食べてほしくて作った。みんなの長所を生かすことができ、チームワークも良かった」と話していた。