飲酒運転撲滅へ

奄美署で行われた「奄美地区自動車運転代行業適正化推進協議会研修会」

年末年始注意呼びかけ
代行業推進協

奄美地区自動車運転代行業適正化推進協議会(川畑忠史会長)の研修会が18日、奄美警察署であった。喜界島を除く同署管内の代行業者20業者が参加。管内の交通事故発生状況の報告や、業務に関する注意事項などを確認した。

同研修会は管内の自動車運転代行業者が一堂に会し、飲酒運転根絶の受け皿としての普及促進および自動車運転代行業の業務の健全化などについて協議。各種法令の順守について研修することで、交通事故防止対策の高揚を図ることが目的。

榊伸一郎署長は「みなさんもルールを守った上で、飲酒運転撲滅に向けて協力してほしい」などとあいさつ。川畑会長は「格安航空などで観光客も増えている。自衛隊や世界自然遺産登録など今後も人は増えていくので親切丁寧に、適正な業務に取り組んでほしい」と語った。

同署によると、県内の交通事故状況(17日現在)は死亡事故が65人で、うち管内は1人(前年比3人減)。しかし、24時間以降の死亡も含めると4人が亡くなっていることも指摘した。また、飲酒の事故については県内が72件で管内は4件。奄美、徳之島では事故の約4%、沖永良部では約6%が飲酒運転であるとし、「県全体では飲酒の事故は1%ほど。これから年末年始に向けてより注意してほしい」と呼びかけた。

このほか自動車運転代行業務に関する各種法令などを説明後、「事故が起きたときの対処法」をテーマにしたDVDも視聴した。