原さん(北京五輪新体操代表)講習会

北京五輪新体操団体代表の原さんを招き、講習会が開かれた

「苦しさ乗り越え、達成感を」
華麗な演技に選手ら魅了

2008年の北京オリンピック新体操団体代表の原千華さんを講師に招き21日、龍郷町のりゅうゆう館で講習会が開かれた。小学生から高校生の選手23人が参加し、演技に必要な体幹を鍛えるトレーニング法や、各手具の実技について指導を受けた。

講習会は、大島RG指導者からの依頼で実現。20日から3日間の日程で、原さんは今回初めて来島した。 

同日は柔軟、準備運動、前日の復習から始まり、アメリカンカと呼ばれるトレーニングでは、手や足を折り曲げたり、伸ばす動きに、時折アドバイスをはさみながら指導。実際にフープやリボンなど、手具を使った実技練習では、元フェアリージャパン(新体操団体競技の日本ナショナル選抜団体チームの愛称)の華麗な動きに、参加者らは魅了された様子だった。

今回の講習会に関し、原さんは「指示を出した時の選手達の反応が素直。自分が踊ること、人に見てもらう楽しさもあるが、苦しい練習を乗り越えた時の達成感、幸福感を感じてもらいたい。試合の大小に関係なく、目標に向かって取り組むことを大切にしてほしい」と呼びかけていた。