ファミマにブランド転換

奄美大島で展開し、約1年間かけてファミリーマートに転換する見込みのエブリワン

エブリワン、奄美10店舗も順次

大手コンビニエンスストアの㈱ファミリーマートは1日付で、中堅コンビニの㈱ココストアを吸収合併したと発表した。ココストアが県内で展開する店舗は、エブリワンとココストアの計67店舗(10月末現在)あり、奄美では奄美大島6、徳之島4の計10店舗が対象となる見込み。今後順次ブランド転換していく方針という。

ファミリーマートは同日、社内にココストア事業・統合本部を新設。鹿児島・宮崎の両県で店舗展開する㈱南九州ファミリーマートがココストアの展開していた店舗を順次ブランド転換し、南九州における店舗基盤強化、物流統合、システム基盤など間接部門の共有化による経営インフラの効率化を図り、本部、加盟店の競争力を強化する。

同社によると、10日に紫原中学校前店と山田店=いずれも鹿児島市=の2店舗をファミリーマートとして同時オープンするのを皮切りに、およそ1年かけて転換を進めていく。

担当者は「マーケットの変化によっては店舗を閉鎖する可能性もある」と説明。本土のファミリーマートと同様の運営体制を取る場合、奄美でも集合調理施設(セントラルキッチン)の整備や自社商品の物流など解決すべき課題もあるが、「どういう風な店舗にするか検討を進める必要がある。転換時期を含め1店舗ずつの状況をみながら進めていく」と話した。

4日現在の県内のファミリーマートは236店舗。