ポンカン収穫と検量可能

大島支庁で行われた市町村担当者向け説明会

買上げ13日以降に
県、市町村担当者へ説明会

県大島支庁農政普及課は4日、ミカンコミバエ種群の緊急防除に関わる市町村などへの説明会を開催した。農林水産省や市町村担当者らが参加。同省が1日付で通知したミカンコミバエ種群の緊急防除実施について説明したほか、ポンカン・タンカンの買上げ基準、廃棄・買上げの進め方などについて市町村担当者に伝えた。奄美市では6日にも全地域で住民説明会を実施する。

同会は国と県が市町村に緊急防除実施について説明のために開催。今後、市町村ごとに住民説明会を計画している。

会ではすでに収穫が始まっているポンカンについては、緊急の措置として13日以前でも収穫と検量は可能と説明。買上げは13日以降を予定している。また、すでに基準日を設定したポンカン、タンカン、スモモ、マンゴー以外の移動制限植物についても、島外への出荷については廃棄命令が出る予定という。

同省の中園浩一国内検疫係長は「現在収穫できるものについても、島外移動の可能性があるものに関してはその時々で基準日を設定する。出荷予定があれば相談してほしい」と説明。今後の展開についても「このまま、出来るだけ早く誘殺がゼロになってほしいと思う」と語った。

奄美市では6日、奄美市名瀬地区、住用地区、笠利地区の3地区7会場で市担当者による住民説明会を実施。

開催地区・会場は▽奄美市名瀬地区=上方地区(午前9時~、浦上公民館)、下方地区(午前9時~、浜里集会場)、古見方地区(午後2時~、奄美市名瀬農村環境改善センター会議室)、市内(午後2時~、市役所4階大会議室)▽住用地区=東城地区(午前10時~、住用町高齢者コミュニティセンター)、住用地区(午後2時~、住用総合支所3階会議室)▽笠利地区(午後5時~、笠利総合支所3階会議室)。

カンキツ類・果菜類の栽培者は該当地区での参加を呼び掛けている。