ネリヤカナヤ創作童話コン表彰式

表彰式に参加した、最優秀賞、優秀賞を受賞した子どもたち

これからも物語楽しみたい
作品集や大型紙芝居に

第12回「ネリヤカナヤ創作童話コンクール」(県図書館協会奄美支部主催)の表彰式が6日、奄美市名瀬の同図書館であった。最優秀賞・優秀賞を受賞した児童生徒やその保護者、学校関係者などが参加。表彰状の授与や受賞作品の紹介などがあった。

同コンクールは未来を担う子どもたちが夢やロマンに満ちた童話を創作することで、想像力や表現力を培うとともに、豊かな心やたくましく生きる力を育むことを目指し、毎年開催。今年は群島内の小中高校から191点の応募があった。

主催者を代表し、中山昭二支部長が「毎年多くの児童生徒がコンクールに参加してくれている。作品も年々増加し、審査も難しくなってきたのは作品の向上の表れでは。これからも奄美の児童生徒の読書推進活動を応援していきたい」とあいさつ。

アマミノクロウサギをテーマに『高倉の神かくし』という作品を書いた宗清凪紗さん(屋仁小6年)は「友達からもたくさんのアドバイスをもらえたので、考え方がはるかに広がって完成させることができた。これからもみんなと一緒に色々な物語を読んだり書いたりして楽しんでいきたい」と受賞者を代表して語った。

授賞式に合わせて、最優秀賞受賞者を代表し、泉優音さん(小宿小1年)の『おかしのまほう』で大型紙芝居制作。この日は泉さん本人も朗読に参加し、作品を紹介した。

受賞作品は今後、データ化して作品集になるほか、大型紙芝居やパネルシアターなどを作成。貸出なども行う予定という。