紬とサーフボードコラボ

龍郷町役場1階フロア入口付近に、大島紬とコラボしたサーフボード2枚を展示

碇山と窪田織物、共同開発
龍郷町役場に2枚展示

龍郷町役場の1階フロア入口付近には、龍郷柄の大島紬を使用しデザインされたサーフボード2枚が展示され、来所者らの目を引いている。同町でサーフショップを経営する碇山勇生さん(31)が、衣服など各メーカーとのコラボ商品を展開する窪田織物㈱(鹿児島市東開町)と共同で開発し商品化した。25日までの展示を予定している。

同町出身で、プロサーファーでもある碇山さんが2年ほど前から龍郷町のPRを目的にあたためてきた企画。昨年夏頃から本格的に開発に取り組み、大島紬の生地は窪田織物が提供し、鹿児島EBISU SURF(日置市東市来町)ショップオーナーの後夷義弘氏が製作を担った。

窪田織物では、ネクタイやかばんなど、大島紬を使ったコラボ商品ブランド「amaming」を展開。今回のサーフボードも、同ブランド商品の一つ。デザインは、流線形のモチーフが印象的な「Tatsugou Dⅰⅴa」と、白大島の生地を使用した「Tatsugou horizon」の2種がある。

碇山さんは「海外の人で、国の伝統文化などに興味を持つ人などに注目してもらえるのでは。町内には世界でも有名なサーフスポットの手広海岸もある。そういった意味でも、龍郷の良いPRにつながれば」と語った。

商品展示の相談を受けた、産業振興課盛島洋也主事補は「大島紬は生産反数が減少してきている状況もあるが、今回は一つの形として良い宣伝になるのでは」と話した。

サーフボードに関する問い合せは℡0997-62-3332(Can・nen・Surf AMAMI)まで。