「やせいのいきもの絵画展」表彰式

「やせいのいきもの絵画展」表彰式

授賞式に参加した子どもたち

いきもの大賞は林くん(篠川小2年)と竹田くん(赤木名小5年)

第16回「やせいのいきもの絵画展」(環境省奄美野生生物保護センター、奄美自然体験活動推進協議会主催)の表彰式が19日、大和村の環境省奄美野生生物保護センターであった。今年は奄美群島の小中学校26校から358点の応募があり、最高賞の「いきもの大賞」は低学年の部で林誠幸くん(篠川小2年)、高学年の部で竹田直太郎くん(赤木名小5年)がそれぞれ受賞した。

今年は「奄美の生きものをアップで見たら」がテーマ。表彰式では一人一人に賞状やカレンダーや、単眼鏡などの記念品が贈られた。

奄美自然体験活動推進協議会の郁島武正事務局長(大和村総務企画課長)は「参加者も多くなり、奄美の自然に興味を持っている人が増えているようでうれしい。出品にあたって、その生き物を観察し、勉強したことで自然の素晴らしさに気付いたこともあるのでは。一人一人が奄美の自然を大切にし、伝えていくことも世界自然遺産登録には必要なこと。来年もぜひ参加してほしい」と呼びかけた。

いきもの大賞を受賞した林くんは「絵を描くのは好き。テーマは学校の先生と一緒に決めて、(受賞を)先生も喜んでくれた。次はアマミノクロウサギを描いてみたい」。オカヤドカリを描いた竹田くんは「ごつごつしているところがかっこいいと思って選んだ。用安で見つけたオカヤドカリを写真に撮ってから描いた。受賞してうれしい」と話した。

審査の結果は次の通り。(敬称略)

【いきもの大賞】▽低学年の部=林誠幸くん(篠川小2年)▽高学年の部=竹田直太郎くん(赤木名小5年)

【あざやか賞】▽低学年の部=髙橋侑生(喜界小2年)、上村日乃(小宿小1年)▽高学年の部=川内咲弥(古仁屋中3年)、豊島亨香(名瀬小6年)

【ユニーク賞】▽低学年の部=坂中葵(古仁屋小2年)、和田佑吾(篠川小2年)▽高学年の部=津留拓斗(小湊小6年)、ムーン・アレン(芦花部中1年)

【審査員特別賞】大久保堅心(小宿小3年)、吉田海星(阿木名小6年)