【徳之島】徳之島3町の2016年成人式は2日午後、一斉にあった。すがすがしい青空の下、新成人たちは晴れ着やスーツ・はかま姿で各町それぞれの成人式会場に臨み、関係者の祝福と故郷への貢献など期待のエールを受け、大人としての自覚と決意を新たにしあった。
同3町の成人式は一昨年まで5日の松の内に開催してきたが、天城町は昨年、職場や学校の正月休みとの兼ね合いで要望(アンケート)のあった2日に変更。徳之島、伊仙両町も歩調を合わせ今年から正月三が日内の2日に引き寄せ統一した。
徳之島町(会場・町生涯学習センター)は121人(対象者146人)が出席した。秋武喜一郎教育長の式辞や関係者の祝辞などに続き、新成人代表の芝幸多さん=花徳出身=は都会で孤独な1人暮らしと学生生活の感想も交え、「私たちには帰ることのできる故郷がある。島は私たちを勇気づけて癒し、明日への活力を生んでくれる。島人=しまんちゅ=の誇りを胸に、故郷に錦を飾る決意と、感謝を持って精進します」と謝辞を述べた。
天城町(会場・町B&G海洋センター体育館)は72人(対象者76人)が出席。春利正教育長ら関係者が式辞や祝辞で激励。新成人代表の嶺山香織さん(西阿木名校区出身)の誓いの言葉に続き、琉和博さん(天城中同)が「この島で生まれ育ったことを誇りに、社会の一員として常に向上心を持ち、それぞれの目標と夢に向かって努力します」とお礼の言葉を述べた。
伊仙町(会場・ほーらい館)は53人(対象者69人)が出席した。直章一郎教育長や関係者祝辞では地方創生にも絡め「知識・経験を積んで故郷に戻って」とも期待。新成人を代表して椛山はなさん(中部代表)と亀山守太さん(西部同)が「青春のメッセージ」を朗読し、永大志さん(東部同)が力強く謝辞を述べた。