大島紬を着用した金子、保岡両衆院議員(金子万寿夫国会事務所提供、写真右から)
通常国会開会 地元課題の解決意欲
第190回通常国会が召集された4日、和装で登院した和装振興議員連盟の国会議員が国会議事堂前で記念撮影を行った。同議連に所属する自民党の金子万寿夫衆院議員=鹿児島2区=は、参議院選挙が行われる今年を「自公政権安定に向けた1年」と位置付けるとともに、各自治体や関係者と連携し、地元課題の解決にも意欲を示した。
同議員連盟による撮影会は、日本人の倫理観を再確認して国政にあたる気持ちの醸成と和装振興を目的に、和装での登院を呼びかけるもの。同党の保岡興治衆院議員=鹿児島1区=が大島紬を着用して登院したことをきっかけに同議連が発足し、毎年通常国会の開会式に合わせ実施しているという。
撮影会に臨んだ金子議員は今年1年間の国政動向について、「ねじれ国会解消以降、自公が安定政権を築き、経済対策や外交問題など国家の基本政策に真正面から向き合うことができた。安定政権を維持できないと国家の将来が見えてこない。信念を持った国会運営が必要だ」と強調。
昨年各国で大筋合意した環太平洋連携協定(TPP)関連の政策を着実に進める一方、影響を懸念する農家の意見集約にも意欲。また、各市町村などと連携して奄振予算を活用した奄美群島成長戦略ビジョンの実現に尽力する姿勢をみせたほか、ミカンコミバエの侵入問題については、「早期根絶による移動規制解除を目指す」と述べた。