ナンカンジョセ(七草粥)を受け取る和心=わこ=ちゃん
奄美では親戚宅巡る風習
家族に笑顔、健康願う
無病息災を願う「七草の日」だった7日、奄美では、数え年7歳の子どもが親戚宅7軒を回り「ナンカンジョセ(七草粥)」をもらう昔ながらの風習が見られた。
奄美市名瀬の福田寛之さん(35)、亜希子さん(同)夫妻の娘、和心=わこ=ちゃん(5)は、晴れ着を着て、両親と共に寛之さんの実家を訪問。寛之さんの母、孝子さんからナンカンジョセを受け取り笑顔を見せた。
「うれしかった。(おばあちゃんは)優しい」と和心ちゃん。孝子さんは「素直に健やかに育ってくれたら。普段は活発なお嬢さんですがきょうはおしとやか」。
寛之さんと共に和心ちゃんを見つめていた亜希子さんは「ここまで元気に育ってくれたことや、いつもかわいがってくれるおじいちゃん、おばあちゃんに感謝したい。これからも健康で大好きなダンスをたくさん踊って大きくなってほしい」と話していた。