「昔遊び」で交流

最後に“なり”を持っていたのは誰か当てる「なりまわし」

手作りの竹馬で乗り方を教える場面も見られた

大和村大和小 地域のおじいちゃん、おばあちゃんと
手作り竹馬や竹とんぼも

大和村の大和小学校(渡島正弘校長、児童36人)は9日、土曜授業の一環として地域の老人クラブのメンバーと一緒に「昔遊び」を行った。おじいちゃん、おばあちゃんたちの手作りおもちゃも登場。子どもたちは「昔の遊びは難しい」と話しながらも笑顔で交流を深めた。

この昔遊びは「地域の人とのふれ合い活動」として実施。地域の人と触れ合い、交流を深めることで、地域の人への感謝の気持ちを育てたり、自分たちが暮らす郷土に対する愛着を持ってもらうことが目的。この日は思勝老人会を中心に、校区内の老人クラブのメンバ―13人が来校した。

活動では水鉄砲、竹鉄砲、竹とんぼ、おはじき、お手玉、コマ回し、竹馬などさまざまな昔遊びを実践。鉄砲、竹鉄砲、竹とんぼ、お手玉、竹馬などいくつかのおもちゃは、老人クラブのメンバーが事前に制作したもの。校庭で竹馬に挑戦した子どもたちには、お年寄りがマンツーマンで一人でも乗れるように教えたり、実際に乗って見せる場面も見られた。

また、最後は昔ながらの遊びとして「なりまわし」というゲームにも全員で挑戦。集まったお年寄りたちからは「久々にこんなに遊んで楽しかった」などの声も挙がった。

児童を代表し、福田幹太くん(6年)は「僕はお手玉が上手に出来なかったのに、おばあちゃんたちがすごく上手に出来ていたのですごいと思った。また来年も来てください」と呼びかけた。