小学生がキビ刈り体験

サトウキビの葉をそぎ落とす児童ら=和泊町=

「甘くておいしい」
和泊町内城小 収穫に黒糖作りも

 【沖永良部】和泊町立内城小学校(柚木園ひとみ校長 児童数44人)の5・6年生14人が9日、同町後蘭集落の畑でキビ刈りを体験した。刈り取ったばかりのキビをかじった児童らは「甘くておいしい」と笑顔で語った。

 郷土学習の一環で、サトウキビの収穫、黒糖作りまでを体験する。作業は、同集落でキビを栽培する森田米蔵さん(82)・美佐恵さん(78)夫婦の畑で行われた。

 児童らは、森田さんの指導を受けながら、2㍍ほどに伸びたキビを刈り取り、茎に付いた葉を丁寧にそぎ落としていった。

 休憩時間には、応援に駆け付けた地域住民が、黒糖を使ったお菓子などを振る舞ったほか、子ども達は収穫仕立てのキビをかじって疲れを癒した。

 同小6年の飯隈音光さん(11)は「キビが硬かった。少しずつ鎌の使い方も慣れていった」。師玉巧太さん(12)は「大変な作業だったが、キビはすごく甘かった」と話した。