16年度公立高校出願者数

大島が3年ぶりに定員超
大島学区は0・73倍 大島北・普通大きく増加

 県教育委員会は16日、2016年度県内公立高校入学者選抜の出願者数を発表した。県全体で推薦内定者、中高一貫教育枠などを除いた学力検査定員(全日制+定時制)1万1553人に対する出願者数は1万929人(男5785人、女5144人)。出願倍率は0・95倍だった。大島学区は学力検査定員1044人に対し763人が出願し、倍率は前年よりも0・1ポイント高い0・73倍。学区内で、大島・普通が3年ぶりに定数を上回った。

 学力検査を実施するのは69校154学科(全日制67校151学科、定時制2校3学科。ただし定時制2校は全日制と併設)。定員割れは59校111学科で、出願者数は前年に比べ251人増加している。県内7学区では鹿児島の1・17倍以外は定員割れ。大島学区は全学区最低の倍率となった。

 出願倍率が高かったのは鹿児島工業・工業Ⅱ類の1・88倍で、鹿児島南・商業の1・83倍、同・体育と鹿児島中央・普通の1・73倍が続く。逆に倍率が低かったのは川薩清修館・ビジネス会計0・18倍、鹿屋農業・生物工学0・20倍、山川・園芸工学・農業経済0・25倍だった。

 大島学区で定員を超えたのは大島・普通科の1・02倍のみ。次いで、奄美・機械電気と大島北・普通、沖永良部・商業の0・90倍。各校各学科微増・微減のなか、大島北・普通は前年の0・28倍から大きく増加した。一方、中高一貫教育を導入している喜界では連携中学以外(島外)からの出願がなかったため、今年度は、学力検査は行わない。

 出願変更受付は17日~23日正午まで。最終出願者は24日に公表される。