七十七銀行硬式野球部が来島

七十七銀行硬式野球部が来島

七十七銀行硬式野球部が合宿のため、奄美入りした

「土台つくり雪辱果たす」

社会人野球チームの七十七銀行硬式野球部(宮城県仙台市)の選手・スタッフ30人が3日、合宿のため空路で奄美入りし、奄美市笠利町の奄美空港では歓迎セレモニーが開かれた。奄美スポーツアイランド協会(菊田和仁会長)の会員など出迎えた関係者を前に、上野尚文監督(46)は「今年も奄美でお世話になります。昨年の悔しい思いを晴らせるよう、土台づくりに励みたい」などと抱負を語った。

同部は1981年に創部され、社会人野球の二大大会とされる「都市対抗野球」、「日本選手権」にも度々出場。これまで、第75回都市対抗野球大会(2004年)第3位、第33回(06年)、第38回(12年)社会人野球日本選手権大会ベスト8などの戦績を残している。

2003年から始まった同チームの奄美合宿は、これまで数回を除き、ほぼ毎年実施。10回以上を数える。

セレモニーでは同協会員から「今年も奄美を選んでいたただきありがたい。キャンプが上手く進むように、全面的なサポートをさせてもらう。みなさんのご健勝を願います」と来島を歓迎する言葉とともに、花束が贈呈された。

合宿は18日までを予定し、本拠地のグラウンドでなかなかできなかった、シートノックや投げ込みなど基礎的メニューを中心に練習を行うという。

上野監督は「昨年は2大大会ともに出場できず悔しい思いをした。今年は結果が求められる。復興5年目の年でもあり、東北の人たちに元気を与えたい。気合いを入れ直し練習しつつ、美味しい奄美の料理も食べ、選手同士のコミュニケーションを深める機会にしたい」と語った。