バスケットサミット

第2ピリオド、下野⑤がシュートを決める

160312ミニ男子
第3ピリオド、川畑⑥がフリースローを決める

奄美の小学生、センターコートで躍動

 【鹿児島】鹿児島バスケットボールサミット2016第1日は12日、鹿児島市の県体育館であった。小学生から一般まで、県内のあらゆるカテゴリーのバスケットが一堂に会するビッグイベント。小学生のミニバスケット選抜男女対抗試合には、奄美の小学生も登場し、大勢の観客の声援の中、センターコートで躍動した。
 ミニ対抗戦は、2020年鹿児島国体に向けての強化も兼ねる。県内の少年団から選抜し「ミライアル」と「ユメテラス」の2チームに分かれ、男女それぞれ試合をした。奄美の小学生はミライアルのメンバーだった。

 女子は朝日の中濱華鈴、下野未優、岩原真咲、富美紗妃の4人に、伊津部の田中ひかる、6年生5人がメンバー入り。第2ピリオドの6分間に5人が登場した。大勢の観衆の前で試合をするのは初めての経験だったが「楽しかった」と朝日のエース中濱。島ではなかなか対戦できないサイズの大きな選手を相手に、思うようにシュートは決められなかったが「練習でやってきたことが出せた」。チームの違う田中も、これまでに別の選抜チームで一緒だったこともあって、気心は知れており「自分の仕事ができた」と納得顔だった。

 男子は古仁屋の川畑汐音、川井和心、山下伊吹、小宿の園田陽介、朝日の福留海が第3ピリオドを戦った。開始早々に川畑が連続シュートをねじ込むなど快調な出足だったが、途中から相手がボールインのところから厳しくプレッシャーをかけてくると、ミスが続いて追いつかれた。このピリオドのスコアは14―14のドロー。「立ち上がりは良かったけど、後半疲れて思うように走れなかった」と川井は悔しがる。

 名瀬と古仁屋と離れているため、チームとして練習した時間は2週間程度と短かったが、練習の合間で声を掛け合うなどして積極的にコミュニケーションをとった。「いつもとは違うメンバーで試合をして、良い経験になった」と園田。福留は「バスケット以外にも役立つ経験ができた」と喜んでいた。

 サミットは13日まであり、中学生の男女ジュニアオールスター壮行試合には、男子に山田響生(金久)、中元聡師(同)、女子の飯隈吏子(城ケ丘)が出場する。

(政 純一郎)