受験番号を確認する受験生ら(16日、大島高校)
受験番号確認して笑顔
大島学区合格者860人
県教委は16日、県内公立高校の2016年度一般入試の合格者数を発表した。大島学区は大島(普通)以外は倍率が1倍を切っており、募集定員は1160人だったが、860人(男429人、女431人)が合格した。募集定員に占める合格者の割合は0・74%となった。
大島(普通)の倍率は1・01倍だった。
県全体では募集定員が1万2404人だったが、1万443人(男5353人、女5090人)が合格した。募集定員に占める合格者の割合は0・84倍で、60校109学科が定員割れとなった。
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奄美市名瀬の大島高校では同日、合格者の受験番号が確認できる掲示板を午前11時の時刻に合わせて設置した。受験生や保護者らが次々と訪れ、受験番号を見つけ喜びの表情を見せた。
母親と訪れた丸田留加さん(金久中卒)は「受験勉強は大変だったけど合格したので頑張ったかいがあった。書道部に入りたいと思っている。勉強も予習・復習を頑張りたい。友達もたくさんできたらいい」。母親の順子さんは「(本人が)健康に気を付けて頑張ってきたが、ここまでこれてよかった。夢に向かって頑張ってほしい」とうれしそうだった。
小学校まで奄美で育ち、中学校は東京都内の学校に通った生元健人君は「夏に奄美に来る機会があり、その時は高校のことを考えていて、こっちの雰囲気の方があっていると思った。新しい友達ができるのが楽しみ」と話していた。
この日は、受験番号と写真撮影したり、友達同士で合格を喜ぶ姿が見られ、歓声や笑顔が広がっていた。