収穫したバレイショを袋に入れる生徒ら=知名町=
農業について学ぶ
【沖永良部】知名町立知名中学校(今井力夫校長)の1年生46人が16日、バレイショの掘り取りを体験した。生徒らは、2時間半ほど汗を流しバレイショ約1㌧を収穫した。
島の基幹産業である農業について学ぼうと開催。昨年11月、学校の隣にある約5㌃の畑に生徒らが種を植えた。今回、保護者や同町保健センター子育て教室の親子、JAあまみ知名青壮年部なども応援に駆け付けた。
午前9時、作業がスタート。トラクターで土を掘り起こし後、参加者は、1個ずつバレイショを手に取り丁寧に赤土を払っていった。
作業後、青壮年部のメンバーが収穫までにかかった種子代や肥料代などから収入を計算。収量アップのために地元農家が取り組んでいることなどを説明した。
同中1年の若宮一誠さん(13)は「たくさん獲れて良かったが、作業は大変。カレーにして食べたい」。元栄花南さん(13)は「傷んでいるイモを選別するのが難しい。食べるなら、イモ本来の味が楽しめるポテトがいい」と話した。
収穫したバレイショは、出荷されるほか、給食として子ども達に提供される。