宇検村交通安全フェスタ

新1年生になる児童が、「交通安全宣言」を行った

白バイが運転技術披露
白バイの走行技術を見学したほか、乗車の体験もあった

交通安全意識高めよう
講話や安全宣言、白バイ走行も

 交通安全への意識向上を図ろうと「宇検村交通安全フェスタ」(宇検村主催、瀬戸内警察署など共催)が3日、宇検村生涯学習センター「元気の出る館」他周辺施設で開かれた。会場には多くの地元住民らが訪れ、同署署員の講話、児童らによる安全宣言などの発表に耳を傾けたほか、屋外では白バイ走行を見学したり、乗車が体験できる企画なども用意され、子どもたちの人気を集めた。

 村では2月~3月にかけ、役場などの安全運転管理事務所11団体、小中学校など34団体で短歌、標語、絵画の作品制作や、交通安全教室への参加などの活動に取り組んだ。同イベントは6日から始まる「春の全国交通安全運動」も控え、さらなる意識高揚に役立てようと開催。館内展示コーナーでは、各作品が並び、来場者らの目を引いていた。

 先月22日付で着任した瀬戸内警察署の朝岡淳署長が、昨年の県内で発生した事故状況などに触れ、「昨年は村内1件の人身事故、4件の物件事故が発生。一つ間違えば5件の事故が死亡事故にもつながっていたかもしれない。これからも、事故ゼロを目指しみなさんと一緒に取り組んでいきたい」とあいさつ。村では2013年3月に死亡事故が発生して以来、1122日の死亡事故無発生が継続中という。

 そのほか、新小学1年生児童11人の安全宣言、同署交通課による講話、島口漫談で飲酒運転の撲滅などが呼びかけられた。

 その後、野外では県警ヘリコプターからのメッセージ投下、元県警白バイ特別訓練員が2台のドリル走行や、20㌢幅板を走行するなど運転技術を披露。また、白バイに乗車できる場面では、子どもたちが列を作り、またがる姿を写真に収めようと準備する親に笑顔を見せていた。