新人社員研修

お辞儀方法など様々な接遇マナーを学んだ新入社員研修会

社会人の責任学ぶ
マナーや働く意義講演も

 奄美大島商工会議所など6団体は4日、奄美市内のホテルで2016年度新入社員研修会を開いた。新社会人38人が出席し、選挙や交通安全など社会人として求められる責任について理解を深めたほか、講演ではビジネスマナーや働く意義について学んだ。

 始めに人材育成会社「オフィス・ジュルメ」の大司千草さんが、接遇マナーについて講演。大司さんは社会人の心構えとして、「精神的能力」「身体的能力」「業務遂行能力」のプロ意識を持つことに加え、これらを支えるコミュニケーション能力の重要性を強調し、笑顔や発声、お辞儀、物の授受など具体例を挙げて紹介。「継続は力なり。一つ一つの行動に心を込めて実行してほしい」と呼びかけた。

 その後、HYコンサルタントの作井武俊さんが働くことの意義などいついて講演。作井さんは「会社は個人プレーではなく、組織によって動く。組織は企業目的の達成に貢献するものでなくてはならない」と持論を展開。組織を構成する一人として「まずは短期的な目標をクリアすることで基礎力を身に付け、将来的には自分にしかできない仕事を持つスペシャリストになって」とエールを送った。

 1日から奄美山羊島ホテルで勤務する里島綺聖=れいら=さん(18)は、「ビジネスマナーは初めて知ることが多かった。仕事は接客業なので、あいさつや発声、明るい表情など、きょう学んだことを生かしたい」と話した。