男児1人入学 地域で祝う

新入生1人の門出を、地域住民など多くの人が祝った

「多くの学校行事楽しみに」
大和村名音小入学式

 大和村の名音小学校(久永公人校長)には新1年生の勝山洸太郎君が入学した。保護者をはじめ地域住民らも出席する中、真新しい制服に身を包んだ洸太郎君が担任教諭と手をつなぎ、元気に入場。出席者は初々しい姿を笑顔で見守りながら、新たな門出を祝った。

 在校生6人が花飾りのついたアーチゲートを手に持ち、新入生を迎え入れ。拍手の中、洸太郎君は笑顔を見せながら登場すると、式冒頭での点呼では、右手をまっすぐに上げ、「ハイ」と大きな声で返事。久永校長は歓迎の握手を交わし、「入学おめでとう。明日からお兄さん、お姉さんと一緒に勉強したり、給食を食べたりします。このほか、たくさんの学校行事を楽しみにしていてください」などと祝辞を送った。

 在校生を代表し川畑光智慧さん(小6)が「学校生活は朝から、みんなで元気に仲良く過ごしています。分からないことがある時は、先生、上級生に聞いてください。きっと力になってくれると思います。みんなで協力して、1年間がんばりましょう」と呼びかけた。

 同小を卒業した父親の浩平さん(41)は「(名音小の学校生活では)集落のみなさんが近くで親切に接してくれる。友達をたくさん作り、伸び伸びとした学校生活を送り、思い出もたくさん作ってほしい」と願っていた。