入学式で入場する新1年生ら(6日、朝日小)
県内の小、中学校のほとんどで6日、入学式があった。奄美群島内の小学校でも新1年生が保護者や教職員らから新たな生活のスタートを祝われ、これから一緒に学校生活を送る仲間と初めて顔を合わすなどして笑顔を見せた。児童の少ない小学校は、児童の増加を喜び、新1年生を手厚く出迎えた。
奄美市名瀬の朝日小学校は体育館で式を行った。同校の今年の新1年生は106人(男47、女59)。新1年生たちは担任とともに、保護者や6年生の間を通って入場した。
新1年生の紹介があり、新1年生の担任が自分が受け持っている学級の子どもの名前を一人ひとり呼ぶと、子どもたちは「はい」と元気よく返事。小川祐次校長は式辞で「今日から皆さんは朝日小の1年生。皆さんが入学してくるのを上級生のお兄さん、お姉さんたちは楽しみにしていた。一日も早く学校に慣れて学校を好きになって」と呼びかけた。
同校PTAの武田英樹会長は「たくさんの友達を作り、お兄さん、お姉さん、先生方と一緒に仲良く勉強や運動を頑張ることのできるピカピカの1年生になり、光輝く元気な朝日っ子になってください」とお祝いの言葉を述べた。
6年生が新1年生の前で「一年生になったら」を合唱したり、エールを送ったりするなどして入学を歓迎。保護者を代表して中井良幸さんが「これから6年間、子どもたちはここでたくさんのことを学び、経験を積んでいくことでしょう。子どもたちが知識を身に付け、友人たちと集団生活を学ぶ間、私たち保護者も先生たちと密に連携を取りながら、家族の絆を深め、子どもたちと共に成長していきたい」と語った。
出席者全員で校歌を斉唱。保護者らは新1年生が入退場する際にはスマートフォンやビデオカメラで熱心に撮影していた。