奄美地方 初夏の陽気

7日に国内最高の暑さを観測した名瀬では、海水浴を楽しむ人もみられた

7地点で今年一番の暑さ 名瀬、国内最高29・7度

 南から暖かく湿った空気が流入した奄美地方は7日、各地で初夏の陽気となった。名瀬では同日午後2時2分、平年より7・5度高く6月中旬並みとなる29・7度を観測し、国内の観測地点の中で同日の最高気温を記録。同地方の観測8地点のうち、伊仙を除く7地点で今年の最高気温を記録した。

 名瀬以外の各地の最高気温をみると、与論島27・0度、古仁屋26・4度、沖永良部26・2度、天城25・8度、笠利25・4度、喜界島25・2度、伊仙24・9度。各地で5月上旬から6月中旬並みの暑さとなった。

 30度に迫る気温となった名瀬。奄美市名瀬の大浜海浜公園では、観光客や地元住民などが海水浴を楽しんだほか、市街地では暑さを避けようと日傘を差して歩行する人の姿がみられた。

 鹿児島地方気象台によると、8日は湿った空気や前線の影響を受け、曇りで昼過ぎまで時々雨となり、雷を伴うところがある見込み。降水確率は午前6時から正午までが30%、正午から午後6時50%、同6時から午前0時20%。最高気温は名瀬、沖永良部ともに24度の予報となっている。