2隻同時係留可能に

新たに供用されたスカイデッキとボーディングブリッジ

ボーディングブリッジなど供用開始
鹿児島港新港区

 【鹿児島】奄美・沖縄航路の母港となる鹿児島港新港区の大規模改修工事のうち、国が整備するフェリー岸壁と県が整備するボーディングブリッジなどがこのほど完成し、19日から供用を開始した。入港したマルエーフェリーから、乗客がブリッジを使ってフェリーターミナルに降りた。

 新港区は供用開始から40年を過ぎ、施設の老朽化が進んだため、11年11月から大規模改修工事に着手。14年3月にターミナルと岸壁が完成し、供用を開始したが、工事が引き続き行われていたため、フェリーは1隻しか係留できなかった。

 今回完成したのはフェリー岸壁(延長190㍍、水深7・5㍍)と、ボーディングブリッジ、ターミナルへとつながるスカイデッキ。これによりフェリーの2隻同時係留が再び可能になった。これまではターミナルの2階からしか、フェリーの乗下船ができなかったが、新たに3階からもスカイデッキ、ブリッジを使っての乗下船が可能になり、利便性が増した。