熊本に支援物資

物資の発送準備をする山田さん=和泊町=

手紙で被災地にエール
和泊町の山田企業グループ

 【沖永良部】和泊町でホテルや旅行代理店などを経営する山田企業グループ(山田明代表)は20日、地震で被災した熊本県に2㍑のペットボトル飲料水300本を送る準備をしている。物資には、被災地の住民を元気づけようと手紙が添えられている。22日、上りの船で発送予定

 同グループは、地震発生直後に支援物資の発送を検討したが、配送業者が見つからなかった。今回、鹿児島のボランティア団体の協力を得て現地の避難所に届けることになった。

 手紙は、従業員やパートら80人が書いたもの。「がんばれ!熊本負けるな」「みなさんが笑顔になりますように」などのメッセージがケースに張り付けられている。

 ホテルシーワールドの山田朗人さん(30)は「1977(昭和52)年の沖永良部台風時には、全国各地から多くの物資が島に届いたと聞いた。被災者のために少しでも役に立てれば」と話した。