12月15日に奄美巡業へ

12月15日に奄美巡業へ

奄美大島での巡業について語る尾上親方と里山関

里山関ら市役所表敬訪問

 奄美市笠利町出身の里山関と公益財団法人日本相撲協会巡業部で尾上部屋の尾上圭志親方(元濱ノ嶋)らが21日、奄美市役所を表敬訪問した。12月15日に予定している奄美大島巡業について報告。相撲の盛んな奄美での開催を目指して、協力を呼び掛けた。

 尾上親方は「以前から奄美大島で巡業したいと思っていた。横綱・白鵬とも話をして、12月15日に開催がほぼ決まった。ぜひ行政の皆さんにも協力していただき、大盛況で行えるようにしたい」と説明。対応した福山敏裕副市長らは「奄美は里山関にとっても生まれ故郷。相撲の盛んな奄美だが巡業は久しぶり。出来るだけ多くの人に見てもらえるよう、私たちも一緒になって取り組んでいきたい」と語った。

 当日は力士180人ほどが来島予定。巡業は里山関が関取にあがった頃から話が出ていたといい、「現役の間に巡業する」と、今年の開催につながったという。一方で、熊本地震の発生により、巡業の日程が多少変更となる可能性なども説明した。

 里山関は「先場所は負け越してしまったため、再び十両に戻ってしまうが、12月に奄美で巡業するということで、幕内に上がってみなさんに恩返しが出来たら」と語った。