「すこやか福祉センター」の開所式
ママ同士の交流や育児相談
瀬戸内町
瀬戸内町はこのほど、同町古仁屋の町役場そばに、子育て支援を目的にした「すこやか福祉センター」を移転・開所した。保育士、看護師が常駐し、ママ同士の交流や育児相談などをサポートする。
同センターでは、週3回、母子交流会「ぽっかぽかくらぶ」を無料で開催。保育士と看護師が常駐し、親子でのリズム体操、お絵かきの紹介ほか、健康相談なども受け付ける。
以前は同町の母子センターで開催していたが、駐車場整備を含め、子連れでの利用促進を目的に、今年4月、同町役場そばの旧町社会福祉協議会に移転。建物内のサロンをリニューアルしたことをきっかけに施設名も改めた。
同町保健福祉課保健予防係によると、「ぽっかぽかくらぶ」の2015年度開催実績134回に対し、延べ利用者児童数は1401人。転勤族の母子利用が多い。今年度は4月中旬から利用開始しており、1日当たり平均13組の親子が集うという。
10日は開所式があり、鎌田愛人町長は「子育てに不安を抱える保護者も多い。子どもを安心して育てられる地域づくり、産み育てる環境の拡充に積極的に取り組みたい」と述べた。
阿木名の山本美帆さん(30)さんは、長女・碧美ちゃん(1歳7カ月)と利用。「転勤族で4年目を迎えた。子育て相談など、精神的な面のサポートに感謝している」と話した。
問い合わせはTEL0997―72―1122(同町保健福祉課保健予防係)まで。