奄看専看護科、戴帽式

ナイチンゲール誓詞を斉唱する2年生

看護師になる決意新たに

 奄美看護福祉専門学校(奄美市名瀬)看護学科の戴帽式が13日、同市名瀬の奄美文化センターで行われ、2年生39人が、看護師という目標に向かって努力することを誓った。

 在校生や教職員らが見守る中、2年生の名前が一人ひとり呼ばれ、呼ばれた2年生はナースキャップを授かり、ナイチンゲール像に灯された火を自分が持つろうそくに移した。2年生全員でナイチンゲール誓詞を斉唱し、看護師を目指す決意を新たにした。

 向井奉文学校長が式辞を述べ、2年生たちの学習面での頑張りを労った上で、「熊本地震において被災地に真っ先に駆け付けたのは医師や看護師であった。震災のみならず大勢の人が皆さんを心待ちにしているという現実をわかってほしい」と語った。

 2年生を代表し、島元明日香さん(27)が「患者さんの命の灯を両手で包みこめるような看護師になれるよう、これからも看護の道を大事に丁寧に歩き、勉学に勤しみたい」と決意を述べた。

 同科の戴帽式は、フローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ制定されている「看護の日」(5月12日)に合わせて開かれている。2年生は同科21期生。今後は、11月頃から始まる病院や介護老人保健施設での実習に向けての勉強が本格化する。