おきのえらぶ島観光協総会

総会の前に中村圭一郎氏(右端)を招きトークセッションが行われた=和泊町=

「付加価値ある商品を」
5議案承認 中村氏トークセッション

 【沖永良部】一般社団法人おきのえらぶ島観光協会(松元道芳会長 会員数187事業者)の2016年度定時総会が14日、和泊町のえらぶ長浜館であった。会員や来ひんなど約60人が参加。昨年度実績や今年度事業計画など5議案を承認した。

 松元会長は「これからは特産品の販売に力を入れたい。島内だけでは消費に限りがある。みんなで研究しながら利益を上げていこう」とあいさつ。1日にあったフラワーコンテスト入賞者の表彰後、議案審議に入った。今年度事業計画指針について事務局から報告があり、▽着地型に特化した旅行会社としての事業スタート▽協会ホームページとECサイトを最大限に活用した会員事業者情報の拡散・商品販売の実施▽おきのえらぶ島観光DMOの確立、えらぶ滞在型ヘルシーツーリズムの造成・実施―の3項目を掲げた。今年度事業は、大阪旅行会社個別商談会&セールスプロモーション(5月25日)、島キャン2016夏の受け入れ(8月)、鍾乳洞サミット(10月)、アイランダー2016(11月)などを計画している。

 総会の前に、おきのえらぶ島観光戦略トークセッションを開催。(株)アンカーリングジャパン代表取締役の中村圭一郎氏をゲストに和泊、知名両町役場観光担当職員と奄美群島広域事務組合奄美振興課長の平田宏尚氏が登壇した。中村氏は「地域と一緒になって取り組める人がプログラムを作ることで、町にあるものが資源になる」「付加価値のある商品を作ることが大事。需要があれば民間は(飛行機)便を出す」と述べた。

 フラワーコンテストの結果は次の通り。(敬称略)

【個人の部】①島ミノエ②船元八重子③上野富實
【団体の部】①下平川アイランド電気前②国頭字耳付池③後蘭字