奄美・沖縄 梅雨入り

奄美地方は平年より5日遅く梅雨入り。奄美で見頃を迎えたイジュ(16日、龍郷町)

イジュも見頃 今後1週間曇りや雨

 鹿児島地方気象台は16日、奄美地方が「梅雨入りしたと見られる」と発表した。平年に比べ、5日遅く、昨年より3日早かった。奄美で梅雨時期に白い花を咲かせるイジュ(ツバキ科)が見頃を迎えたこの日、前線の通過で午後からは各地で雷を伴う激しい雨が降った。 

 気象庁は同日、沖縄地方も梅雨入りしたと見られると発表。奄美と沖縄の同時梅雨入りは2年ぶりで、1951年以降では30回目。

 向こう1週間の奄美地方の天気は、引き続き低気圧や前線の影響などで曇りや雨が多くなる予想。梅雨明けは6月29日頃。きょう17日の奄美地方は雨で、次第に曇りとなる見込みとなっている。

 16日の各地の雨量(午後4時40分現在)は次の通り。

 ▽笠利14・5㍉▽名瀬8・5㍉▽喜界島13・5㍉▽古仁屋8・5㍉▽天城12・0㍉▽伊仙20・5㍉▽沖永良部17㍉▽与論14㍉