デイサービスの利用者に歌唱療法を行う清水恵子さん(右)=知名町=
芦清良の清水さん講師 歌って元気に
知名町社協
【沖永良部】歌うことで呼吸法や脳のトレーニングを行い、動きにくくなった体の機能回復を図る「歌唱療法」のデモンストレーションが20日、知名町社会福祉協議会(朝戸武勝会長)であった。講師は、同町芦清良在住で歌唱療法士の清水恵子さん(59)。今後、同協議会ではデイサービスのレクリエーションの中に、歌唱療法を取り入れる予定。
清水さんは、母親(兵庫県在住)が認知症になったことをきっかけに歌唱療法士の勉強をスタート。通信教育で今年4月に資格を取得した。
この日は、デイサービス(通所介護)の利用者21人が参加。清水さんの歌声に合わせて「小鳥の歌」を歌ったほか、ボールを使って体を動かしながら「春の小川」を合唱した。
清水さんは「歌と一緒に体操や手遊びを楽しみながら、高齢者が元気に生活できるようサポートしていきたい」と話した。