奄美市生涯学習講座開講式

各分野で活躍する3人を招き、意見を交わした記念座談会

59講座に1412人受講
ネット中継、記念座談会も

 2016年度奄美市名瀬・住用地区生涯学習講座開講式が22日、同市名瀬の奄美文化センターであった。今年度は59講座に延べ1412人が受講。講師紹介や委嘱状交付があり、参加した受講生らは学びの機会に気持ちを新たにした。

 式典で要田憲雄教育長は、「生涯学習講座は『出会い・ふれあい・学び合いを大切に』を目的に掲げ、生涯に渡って互いの教養と人間性を高めることが狙い。講座を通じて交流を楽しみ、学んだことを地域で生かしてほしい」と式辞。朝山毅奄美市長(代読)から祝辞、竹山耕平市議会議長から激励の言葉が贈られた。

 受講生を代表して住用公民館のコーラス講座を受講する柿園幸代さんは、「今年も数多くの魅力的な講座が開講され、多くの受講生が交流し、学び、うれしさや楽しさを味わって、健康維持ができる。私も歌う楽しみの下に集まった仲間たちと心をひとつに、絆のハーモニーを奏でていきたい」と決意を述べた。

 名瀬公民館の指定管理者NPO法人アマミーナの理事長で、米国カリフォルニア州立大学チコ校の徳雅美教授と会場をネット中継で結び交流する場面も。

 記念座談会は「新しいコミュニティセンターのカタチ」がテーマ。集団で学習・活動する意義や今後の人材育成・確保などについて、各分野で活躍する3人を招き、意見を交わした。