地場産スイカ並ぶ

多くのスイカが並び、雨の日でも客足が途絶えない西田農園(17日午前)

笠利町西田農園

 奄美市笠利町の県道82号線沿い(奄美空港線)に露店を構える西田農園(西田昭仁代表)では販売シーズンを迎えたスイカが店頭に並んでいる。連日客足は途絶えず、雨の中でも島内の人や、車を止めて買い求める人で店先はにぎわっていた。

 同農園は昭仁さん家族でスイカやマンゴー、タンカンなど季節ごとに旬の果物や野菜を栽培し、販売している。

 毎年関東や関西など全国各地から多くの注文が入り、出荷準備の作業に追われていて、今年の出荷ピークはこれからだという。また週末になると買い求める人が殺到するので、店いっぱいに収穫してきたスイカが並ぶ。片道車で2時間かけて買い求める人がいるほどの人気ぶり。

 同農園を始めた政光さんは「今年は雨の時期が悪く心配だったが、糖度が12~14度ほどで、昨年より質のいいものができた」と話す。

 代表の昭仁さんは「スイカは10㌔㌘を超す大玉もあり、とても良い状態になった。7月中旬頃まで販売の予定。7月下旬からはマンゴーの販売もしており、台風の影響がなければこちらも良いものになる」と話した。