大島支部消防操法大会(小型ポンプの部優勝の和泊町消防団)=19日、亀津新漁港
大規模・複雑化災害に対処を ポンプ車は知名町2連覇
徳之島会場
【徳之島】第42回大島支部消防操法大会(県消防協会大島支部主催)が19日、徳之島町亀津新漁港であった。管内12市町村の各消防団の精鋭らが集結、小型ポンプ操法とポンプ車操法の2部門で日ごろの訓練の成果を競った。小型ポンプは和泊町が2大会ぶり優勝、ポンプ車は知名町が2連覇を飾った。8月29日の県消防操法大会に支部代表で出場する。
ポンプ操法技術を向上させて消火活動を万全にするとともに消防団の士気の高揚、県民の信頼を高めることを目的に隔年開催。徳之島町では1994(平成6)年以来22年ぶり。12市町村消防団の各代表ら約150人と運営関係者ら約420人が参加した。
開会式で大会会長の朝山毅大島支部長(代読)や高岡秀規徳之島町長は、昨年の口永良部島大噴火や4月の熊本地震などを例に「災害は大規模・複雑化。いつどこで起きるか分からない災害に対処するには、日ごろから十分な対応訓練を行い、迅速・的確な消防活動ができる態勢を」などと期待。地元徳之島町消防団の名城慎吾さんが力強く選手宣誓した。
競技は火災時の消火活動を想定し、小型ポンプとポンプ車の部ともにホースを延長して標的に放水。消火活動を終了するまでの安全性・迅速性・確実性などを競い合った。
順位は次の通り。
【小型ポンプの部】①和泊町消防団②喜界町同③知名町同
【ポンプ車の部】①知名町消防団②奄美市同③与論町同