スモモの加工品試食コーナーもにぎわった
村内外から来場者でにぎわい
大和村・特産品PR
特産果樹・スモモが旬を迎え、大和村は19日、同村大棚のまほろば館で第1回「すももフェスタ」を開いた。夏の味覚のスモモを目当てに村内外から多くの来場者でにぎわった。
初めての特産品PRイベント。セレモニーで泉有智副村長は「ミカンコミバエの発生後の動向が心配されたが、条件付きながら(スモモが)今季出荷できることを喜びたい」とあいさつ。午前10時の開始で、スモモの販売コーナーにはすぐに行列が出来た。
関係者によるとこの日はスモモ300㌔分を用意。1㌔袋入りで2Lサイズ600円、Lサイズ500円を売り出し。3㌔入りのセットも即完売状態。島外発送用のケースに移動検査済みのラベルを貼るなどの対応に追われた。
朝から好天に恵まれ、スモモを使ったアイスクリームやジュースなどの売れ行きは好調。ミキをベースにしたスムージーも目新しさで注目が集まったほか、ジャムやセミドライにした加工品の試食では「甘ずっぱい」「良い香り」などの声が上がった。
スモモを使ったレシピコンテストでは、同村国直・村上恵子さんのスモモをあんと生地に練りこんだ「スモモ大福」がグランプリを受賞。終日、ライブステージやレシピコンテスト、トラクター試乗などで人出があった。
奄美市名瀬から訪れた女性(43)は6㌔購入。「鹿児島の実家に送る予定。家族もスモモは好きなのでイベントを心待ちにしていた」と笑顔を見せた。