群島各地で「しんくみの集い」

「しんくみの集い」にゲスト参加したカサリンチュ。ステージを盛り上げた=提供写真=

スペシャルゲストにカサリンチュ
地元団体も、大盛況

 奄美信用組合(安忠雄理事長)は13日から一週間、奄美群島5島で奄美信用組合主催、大感謝祭「しんくみの集い」を開催した。与論島、沖永良部島、徳之島、奄美大島、喜界島で行われ、それぞれ地元の団体やアーティストが参加。全体を通して約2200人の地域の人らが集まり、スペシャルゲストにカサリンチュを迎えて、イベントは大盛況となった。

 同信用組合は今年5月で60周年を迎えた。地域の人への感謝の気持ちを込めて、毎回節目となる年に開催しているが、なかでも今回は大規模なものとなった。若い人へアピールの意味を込めて昨年から準備されていた今回の集いでは、想像以上の集客数があり、スタッフからはうれしい悲鳴があがった。

 龍郷町のりゅうゆう館で18日に行われた集いでは、約700人が訪れた。奄美高校郷土芸能部をはじめ、フラカオスタジオ、B→MATONDZらが出演。フラダンスやダンスで盛り上がると、ゲストのカサリンチュの出演で会場はさらにヒートアップ。訪れた人からは、スタッフに「ありがとう」とお礼の言葉がかかるなど、心温まる集いとなった。

 同信用組合企画課の中島雅之次長はスタッフ同士の団結力を感じたと話し、「途中天候に恵まれないなどのアクシデントもあったが、想像を超える人が集まり、なかでも若い人の参加が多かった。金融機関と聞くとどうしても堅いイメージがあるので、それが払拭できればと思う。65周年、70周年と続けば、時代に沿った感謝祭を開催したい」と次回への意気込みを見せた。