初の歌謡ショーで熱唱する嶺勝己さん=19日、徳之島町文化会館
徳之島町 クラブ員と共演
【徳之島】徳之島町公民館講座の「カラオケ教室」講師で、自ら同町南原でカラオケクラブの自主活動も行い20年になる嶺勝己さん(65)初の歌謡コンサートが19日、同町文化会館であった。クラブ会員たちの発表も交え、嶺さんのパワフルな演歌の世界で大勢の観客を楽しませた。
公民館講座の元受講生らを会員に1996年発足させたカラオケクラブの20周年と、嶺さんの第10回奄美歌謡選手権大会(セントラル楽器主催)最優秀賞受賞記念盤『夢とロマンの徳之島』の発売を記念して企画した初コンサー
第1部では、85歳を筆頭に平均年齢75歳という男女クラブ員41人が登場。仲間たちとの生きがいづくりで鍛えた自慢ののどを、ソロやデュエットで1コーラスメドレーで披露。家族や友人たちからは称賛の拍手を浴びた。
そして第2部が嶺さんのオンステージ。ユーモアたっぷりの島口トークで沸かせつつ、「この文化会館で思いっ切り歌う夢がやっと叶った。クラブのおかげもあります」と感謝。客席も回りながら演歌の名曲の数々を披露し、歌詞カードを手に口ずさむ観客たちにもマイクを向けるなど心を一つに楽しませながら、その歌唱力で魅了した。
コンサートには、父勝己さんに続いて先の第12回奄美歌謡選手権大会(今月5日開催)で最優秀賞を射止めた娘の嶺なつきさんら家族も出演して花を添えた。