伊仙町商工スタンプ会

「教育助成金」贈り15年
町内小中11校に

 【徳之島】児童生徒たちの健全育成に―。伊仙町商工スタンプ会(佐藤隆志会長、会員29事業所)は29日、今年も町内の全小中学校11校の「教育助成金」として総額17万円分の商品券(同スタンプ会加盟店専用)を町教育委員会に託した。

 同町商工スタンプ会は、消費者の町外流出防止など自助対策として1985(昭和60) 年に、町商工会の会員有志らで発足。加盟店での買い上げ金額に応じてスタンプシールを消費者に配布。旅行・航空券などが当たる新春抽選会も毎年継続している。約15年前からは同シール売り上げなど一部を「教育助成金」として毎年還元している。

 佐藤会長と佐倉功一副会長らが町教委を訪問。目録とともに各校規模に応じ1万円と2万円の商品券計17万円分を託した。

 直教育長は「教育費予算が厳しいなか非常にありがたい、各校で有効活用させたい。商工スタンプ会の皆さまの気持ちも忘れないように育てたい」。スタンプ会の佐藤会長(60)は「子どもたちは伊仙町の宝。学校で足りない物の購入に活用してほしい。当初加盟は40数店だったが高齢化などで29店に減ったが、継続していきたい」などと話した。