演奏するアマービレ吹奏楽団
合いの手や歌声響く演奏会
吹奏楽経験のある社会人らで構成されている「アマービレ吹奏楽団」(団員23人)の第28回定期演奏会が9日、龍郷町のりゅうゆう館で行われた。吹奏楽曲からドラマの主題歌まで、幅広い選曲で訪れた人を楽しませた。
「山の音楽家」では、曲に合わせて楽器を紹介。曲中にクラリネット演奏者が「クラリネットをこわしちゃった」を奏でるなど、各楽器の魅力を存分に味わえるよう演出を工夫。他にも、トランペット、トロンボーン、ユーフォニウム、チューバによる金管5重奏など、アンサンブルも披露。
ポップスステージでは「あさが来た」の主題歌「365日の紙飛行機」の演奏が始まると、口ずさむ来場者の声も。「まつり」では会場が一体となり、リズムに合わせて手拍子を送るなど、来場者は大いに楽しんだ。
市内から訪れたという来場者は「孫が吹奏楽部に入部している影響で、吹奏楽に興味を持った。演奏会は2、3回来ていて、少人数なのに演奏に迫力がある。社会人になっても音楽を楽しんでいるのは素晴らしい」と話した。
団長の関野哲郎さんは「来場者の方のノリが良く、一緒に楽しんでもらえてうれしい。何度も練習を重ねてきたが、本番が一番いい演奏ができた。一緒に演奏してくれる団員も募集中しています」と話した。