森のエビフライ・ウサギのフン探し

ケナガネズミによる松の実の食痕「森のエビフライ」(昨年の調査より)

環境省徳之島 8月7日、参加者募集

【徳之島】環境省徳之島自然保護官事務所は奄美自然ふれあい行事として、親子自然体験イベント「森のエビフライ・ウサギのフン探し2016」を、8月7日午前9時から、徳之島町山漁港を出発点に行う。参加申し込みは29日まで(定員100人に達ししだい締め切る)。

世界自然遺産候補地の徳之島。その森に生息する希少野生動物の代表といえる国指定特別天然記念物アマミノクロウサギや、日本一大きいネズミで絶滅危惧種(環境省・ⅠB類)のケナガネズミ。クロウサギのフンやケナガネズミの松の実の食痕(通称・森のエビフライ)の数や場所を林道上で調査してマップを作成。講師らの解説を通して同島に生息する希少な哺=ほ=乳類の生態なども学び合う。

昨年に続き2回目。今回は環境省同事務所が主催、徳之島町とNPO法人徳之島虹の会が共催。当日は午前9時から山漁港で開会式後、数班に分かれて林道「山クビリ線」を調査する。調査後は山コミュニティーセンターで世界自然遺産についての講演や調査のまとめ、地図作りを行う。午後3時ごろ解散予定。

講師には田中俊徳氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科特任助教)、城ヶ原貴通氏(宮崎大学フロンティア科学実験総合センター研究員)、鈴木真理子氏(鹿児島大学国際島嶼教育研究センター奄美分室プロジェクト研究員)の3人を予定している。

申し込み・問い合わせは環境省自然保護官事務所(天城町役場内、電話0997―85―2919)へ。