全国放送コンテストに出場、放送部の德田樹央さん=写真右=と里智貴君=写真中央=
インターハイ出場、陸上部の田中彩乃さん
全国高校文化祭に出場、文芸部の盛和佳奈さん
全国高校文化祭に出場、書道部の上園薫さんと制作中の作品「墓誌」
奄美市名瀬の大島高校(池田浩一校長、生徒798人)は今夏、四つの部活動が全国大会に出場する。出発前に、各部活動の代表はそれぞれ意気込みを語った。
26日から東京都で大会審査が始まる「第63回NHK杯全国放送コンテスト」に出場が決まった同校放送部(内田まゆみ顧問、部員9人)は県予選ラジオドキュメント部門で優秀賞を収めた。作品は、2年で部長の德田樹央さんと2年の里智貴君が取り組んだ「You like 月曜日」。約7分間の作品で、1週間の始まりである月曜日を憂鬱=ゆううつ=に過ごす人が多いことから、より良い月曜日、1週間が過ごせるようにという気持ちを込めて制作。県予選での指摘を生かしてより良い作品に仕上げたという。
28日から岡山県で開催される「2016年度全国総合高等学校総合体育大会」に出場する、同校陸上部(屋宮俊樹顧問、部員29人)所属3年の田中彩乃さんは県陸上競技記録会で走り高跳び1位。続いて南九州地区予選大会でも1㍍64㌢の記録を残し、優勝を果たした。大会に向けて田中さんは「地元である阿木名(瀬戸内町)の方の応援がとても心強い。最初で最後のインターハイ。大きな舞台は楽しみで、チャレンジ精神で挑みたい。目標は自己ベストの1㍍65㌢を超えること。自分の身長(1㍍67㌢)を飛び越えることがハイジャンパーの条件だと聞いたので、そこを目指したい」と目標を語った。
また、30日から広島県で行われる「第40回全国高等学校総合文化祭」には同校の文芸部(柳田美穂顧問、7人)と書道部(池田光麿顧問、部員35人)が出場。文芸部は部長で3年の盛和佳奈さんの詩「曳光弾」が選ばれた。作品は、成長するにつれ、だんだんと変化していく将来の夢をイメージ。盛さんは「3年間頑張って良かった」と部活動への思いを語った。
書道部は、部長で2年の上園薫さんの作品「銭起詩」が展示される。縦231㌢、横80㌢の3×8判サイズの大型作品。何度もやり直しを重ね、一つ完成させるのに2時間ほどかかったという。神園さんは「賞をよく取るような人と、同じ舞台に立てると思うとうれしい。良い機会なので他の学校の作品も良く見たい」と話した。