真珠貝の貝柱で新メニュー

真珠貝の貝柱入りたこ焼きを販売

瀬戸内漁協女性部 たこ焼き、ソテー販売中

 瀬戸内漁協女性部(祈久美子部長)はこのほど、地元で生産する真珠貝(マベ貝)の貝柱を使った新メニューを商品化した。「貝柱入りたこ焼き」「ソテー」を瀬戸内町古仁屋の観光拠点「せとうち海の駅」前の販売所で部員らが販売し、話題を呼んでいる。

 同町は日本でも有数のマベパール生産地。同部関係者によると、昨年4月頃、加計呂麻島で養殖するマベ貝の貝柱を使ったメニューの開発に着手し、「満足できる味」(同部関係者)を完成。昨年、マグロの胃袋を使用した「まぐろチャンジャ」が県品評会で水産庁長官賞を受賞して以来のメニュー化を果たした。

 漁協関係者は「女性部の活気は組織全体の盛り上がりにつながる」と期待感を示している。

 なお同部は会員を「浜きゅら」と名付け、開発や販売活動を積極的に行う方針。祈部長は「仲間とともに、様々な活動に取り組みたい」と意欲を見せた。

 販売するメニューの価格は、▽たこ焼き250円▽ソテー300円▽地魚のてんぷら350円。

 当面、夏休み期間中の販売を見込み、開店時間は昼頃から夕方まで。休みは不定期。