エラブで育った牛食べよう

沖永良部産子牛からできたブランド黒牛を焼き肉にして味わった=知名町=

JAあまみ知名青壮年部 ブランド黒牛提供

 【沖永良部】沖永良部産子牛から育ったブランド牛を味わおうと、JAあまみ知名青壮年部によるファミリー交流会(外山利章部長)が24日、同事業本部花き集荷場であった。畜産農家やJA職員など約50人が集まり、1㌔8千円相当の黒牛11㌔分が振る舞われた。

 沖永良部では、生まれてから8~10カ月間育てた子牛を日本全国へ出荷。成長した牛が、鹿児島黒牛などのブランド牛となって販売されている。

 この日は、牛肉の生産・流通履歴を追跡する「牛のトレーサビリティシステム」を使い同町黒貫の畜産農家、伊集院恵利亜さんの子牛からできたブランド黒牛を用意した。

 参加した子どもたちは、焼いたばかりの肉を口に運び「やわらかい」「うまい」と声を上げた。

 沖永良部高校1年の武元雄聖さん(15)は「島の牛がブランド牛になっていることを知らなかった。地元の牛だと知って食べると、よりおいしい」と話した。