青年団力で「亀徳活性化を」

青年団が奮起して呼びかけた「亀徳湾岸通り七夕街道」の取り組み=7月31日、徳之島町亀徳小で

徳之島町、七夕街道を演出

【徳之島】徳之島町亀徳青年団(笹嶺光生団長)が昨年復活した通称「亀徳湾岸通り七夕街道」の取り組みが今年もあった。亀徳集落(実吉悟区長)と亀徳小(若松新一郎校長)の共催で住民や児童ら約70人が協力し、約50本の七夕飾りを作って同街道をきらびやかに演出した。

「七夕街道」の取り組みを通して「亀徳地区の活性化を」と約10年ぶりに復活したもの。児童ら地区住民たちが個々の願いを記した短冊を含め七夕飾りを亀徳小に持参。青年団員たちが前日に切り出した竹に思い思いに吊るした。

約50本の七夕飾りは、団員や保護者たちが亀徳漁港沿い「湾岸通り七夕街道」のガードレールに設置。往来の人々からは「涼風を感じさわやかな気持ちになり、暑気払いにもなる」などと好評だ。
 
徳之島町の一部などでは「旧七夕」(今年は8月9日)に飾る風習が残っている。月遅れ盆(13~15日)に向けて「先祖たちが神様となって七夕飾りをたどって来る」など〝目印〟的側面の伝承もある。

同青年団は21日の「浜下=う=り行事」にも中心となって運営協力する。日程は、午前10時から名物の「ニィンケ」(水掛け祭り)、同11時から綱引き大会、午後6時から地区公園に一重一瓶を持ち寄っての「浜下り相撲大会」を予定。和泊町連合青年団員との交流も計画。一般の見学参加も呼び掛けている。