「カケロマカフェ」スタート

「カケロマカフェ」スタッフとして来島した大学生ら=3日、提供写真=

大学生が島おこし
4日から

加計呂麻島展示・体験交流館×島キャンのコラボレーション企画「カケロマカフェ」が4日からスタートする。奄美の食材を使ったランチやデザート&ドリンクを提供する同カフェは、東京や大阪、福岡などからやってきた大学生が運営。9月までの夏期限定オープンということもあり、観光客はもちろん、地元住民の来場も呼びかけている。

同コラボは㈱カケハシ スカイソリューションズが企画運営する「島キャン!島おこしインターンシップ」のスピンオフ企画として実施。スタッフは2週間ごとに入れ替わり、常時大学生4人が滞在するという。

加計呂麻島では飲食店や小売店が少ないことから、観光客が昼食などを食べる場所がないなどの課題を抱えている。同カフェは観光トップシーズンである8~9月の夏期限定カフェを運営することで、観光客の満足度向上などを目指す。

提供するメニューは町内の調理師らとともに作り上げた油ゾーメンや焼きそば、島のうどん、冷やしソーメンなど6種類。このほかマンゴー・タンカン・パンションのかき氷や、大学生手作りのスイーツなども提供予定という。

同館責任者の脇田敏成さんは「やはり、来館者から『食べる所は?』と聞かれることは多い。今の若い人たちはSNSの活用含め、情報発信力がある。また、こうしたカフェは館の話題づくりにもなるのではと期待している。どのくらいの人が来るか分からないが、こうした取り組みが一つの基準になるのでは。ぜひ地元の人にも来てほしい」と語った。

営業時間は午前10時から午後4時半まで(ラストオーダーは午後4時)。ランチタイムは午前11時から午後2時半までで、毎週水曜日はカフェメニューの一部とドリンクメニューのみ提供となっている。

問い合わせは電話0997‐76‐0676まで。