宮崎県三股町の児童来島

三股町の子どもたち(奥)にイシシハカマ踊りを披露した上城小の児童ら(手前)=知名町=

郷土芸能で交流
知名町、上城小の子ども達と

【沖永良部】3日から6日間の日程で来島している宮崎県三股町の児童30人と交流する集いが5日、知名町上城公民館であった。同町立上城小学校(大澤津文春校長)の児童25人が参加。両町の郷土芸能の発表やレクリエーションでお互いの親交を深めた。

三股町では、町内の子どもたちに異なる地域の自然文化に触れてもらおうと、20年ほど前から夏休みを利用して沖永良部での研修を行っている。

来島後は、島内の観光地巡りやウミガメのふ化の観察、芭蕉布染めなどを体験。7日は、和泊町夏祭りで舟こぎ競争にも挑戦する。

交流会では、上城小の児童が町指定文化財の「イシシハカマ踊り」を披露し、島を統治した「世之主」の伝説を紙芝居で説明。法被姿になった三股町の子どもたちは、お囃子に乗せてヤッコ踊りを軽快に舞った。

その後、レクリエーションで盛り上がった子ども達は、昼食を食べながら友情を育んだ。

宮崎県三股小6年の上野純直くん(11)は「海が透き通っていて、生き物がいっぱいいた。沖永良部との関係がもっと深くなって欲しい」と話した。

上城小6年の神崎桃花さん(11)は「ヤッコ踊りを初めて見た。三股町の子どもと楽しく過ごすことができた」と語った。