奄美まつり舟こぎ競争

今年も白熱のレースを展開した奄美まつり「舟こぎ競争大会」

一般の部、コースレコードで優勝
白熱のレースで会場沸く

第53回奄美まつり舟こぎ競争大会が6日、奄美市名瀬佐大熊地区で開かれた。この日はあいにくの曇り空。降雨で一時中断などもあったなか、選手たちは集中を切らすことなく大会に臨み、例年と変わらない白熱のレースで会場を沸かせた。一般の部は準決勝で2分3秒16のコースレコードを出した「FUUZINTAMAA’S」が堂々の初優勝。女子・子どもの部は「結mirucle」が制した。

コースは往復340㍍。今年は昨年のチーム数を上回る全199チームが参戦。それぞれのチームはおそろいのTシャツを着たり、円陣を組むなど士気を高めてレースに臨み、力強い掛け声のもとチーム一丸でゴールを目指し、カイをこいだ。

臨海道路沿いには各チームの応援テントが並び、それぞれの集落や職場、友人らで構成される意中のチームを全力応援。心のこもった力強い声援で舟を後押しした。

最終レースとなった一般の部の決勝は、準決勝でコースレコードを出し、優勝候補の筆頭に上ったFUUZINTAMAA’Sを、過去にいずれも優勝経験のある強豪4チームが迎えうつ一戦。レース展開を伝える実況のボルテージも最高潮となるなか、真剣勝負の行方を、会場全体が固唾をのんで見守った。

大会結果(タイムは決勝)は次の通り。

【一般の部】①FUUZINTAMAA’S2分3秒83②根瀬部町内会2分5秒85③奄美病院ドリームⅡ2分6秒59④手広スパンクス2分8秒95⑤芦徳青年団A2分9秒55

【女子・子どもの部】①結mirucle2分22秒79②大笠利郷友会2分25秒03③一心同体笑女隊2分32秒67④OMS☆’s2分33秒30⑤over302分33秒79