県教委は8日、来年3月の県内中学校卒業予定者の進路希望状況調査(7月10日現在)=表=を発表した。大島学区は定時制を含む8校16学科すべてで、募集定員に対する倍率が1倍を下回ったほか、大島北(商業)と古仁屋(普通)では定員の半数を下回った。10月上旬に公表予定の募集定員への影響も懸念されそうだ。
調査は県内公立・国立中学校224校に在籍する中学3年生1万5314人(前年度比266人減)が対象。県内高校への進学希望者は1万5014人で、進学希望率は98・0%(同0・1ポイント減)、前年度の募集定員に満たない学校・学科は67校中52校、116学科中85学科となった。
県内進学希望者のうち、公立高校進学希望者は前年度比289人減の1万2443人(構成比81・3%)。学科別では普通科7311人(前年度比95人減)、専門学科4935人(同128人減)、総合学科197人(同66人減)。私立・高専への進学希望者は2571人(同14人増)だった。
進学以外をみると、就職が前年度比3人減の31人。専修学校・各種学校は同9人増の20人、その他は同3人増の244人、職業訓練機関は増減なしの5人だった。
大島学区で最も倍率が高かったのは徳之島(総合)の0・98倍で、大島北(商業)は県下全116学科の中で最も低い0・15倍。大島北(普通)、喜界(商業)など、5校6学科で前年度より倍率が高くなった。
楠隼(普通、定員60人)の県内希望者は、前年度比4人減の18人。同校は全国から募集しているが、県外の希望者数は調査外のため、倍率提示はされていない。
今後の日程は、▽10月上旬=17年度生徒募集定員公表▽17年2月6日=推薦入学・帰国生徒等特別入学者選抜▽3月7、8日=一般入学者選抜(学力検査)▽同15日=合格者発表▽同23日=第2次入学者選抜▽同24日=合格者発表―を予定している。