「喜界町マンゴー」好評価

品評会で入賞した高岡さん(左)、川村さん、川上さん

「農家全体やる気あふれている」
品評会、金銀銅すべてで入賞

 3日に行われた第2回奄美大島・喜界島マンゴー品評会の表彰状伝達式が10日、喜界町役場町長室であった。2年連続で金賞を受賞した高岡果樹園の高岡清信さん、銀賞の川村英幸さん、銅賞の川上角栄さんに川島建勇町長が賞状を手渡した。

 第1回、2回の両方で金賞を受賞した高岡さんは、6~7年ほど前に本格的に実家の果樹園を継いでマンゴー生産に取り組んでいる。現在、約400本の果樹を育てており、年間約8千個のマンゴーを出荷。そのほか、タンカンも栽培しており、10年ほど前の品評会ではタンカンも金賞を受賞したことがあるという。

 高岡さんは「2年連続で金賞をいただくのはやはりうれしい。がんばってきたことが認められた。こうして受賞できるのも、やはり町や県など行政の指導によるものだと思っている。年3~4回来島し、剪定などのタイミングでしっかり指導してもらえるほか、疑問があるとすぐに回答してもらえる」と説明。さらに、「町内の農家全体がやる気にあふれていると思う。どのマンゴーも糖度が高い。土壌的にも、もしかしたら果樹を育てるのに向いている島なのかもしれないが、今後も町内の農家が互いに切磋琢磨し、喜界島のマンゴーはどれを食べてもおいしいと言ってもらえるようものを作って行きたい」と語った。

 伝達式で川島町長は「金、銀、銅と三つの賞を喜界町の皆さんが受賞してうれしい。ぜひ、宮崎のマンゴーにも負けないものを、これからも作ってほしい」と語った。伝達式の後には、金賞を受賞した高岡さんのマンゴーの試食もあり、喜界島産のおいしいマンゴーに舌鼓を打った。